八千代市には「緑の都市宣言、平和都市宣言、健康都市宣言」という、3つの都市宣言があります。
市制施行20周年を迎えた昭和62年9月に宣言されたのが、“核兵器の廃絶”と“世界の恒久平和”の達成に向けて努力する思いを託した「平和都市宣言」です。それを受けて、市では平和に対する認識を一層深めるために、今まで数々の平和啓発事業を実施しています。
例えば、毎年8月6日に行われている“黙とうと献花の集い”はそのひとつ。
広島への原爆投下日時である午前8時15分に合わせて、原爆犠牲者のご冥福と世界の恒久平和を祈念をするもので、市民会館で行なわれてきました。
終戦40周年に当たる昭和61年に「人類初の原爆の惨事を次世代に伝え、世界の恒久平和を祈る」という目的で、被爆した広島市役所旧庁舎の側壁と敷石を、広島市から譲り受けて八千代市民会館前に“平和祈念碑”を建立したことから始まったようです。
ちなみに、広島・長崎へ献納するための折り鶴もこのイベントに合わせて市民から募集していて、終戦記念日の8月15日まで市役所1階ロビーに展示されているので、見覚えのある方も多いのでは?
他に、学校で被ばく体験談を伝える活動も進められています。
こちらは“八千代市原爆被爆者の会”の皆さんが中心となって、戦争の惨事や原爆の悲惨さの記憶が時代とともに薄れていく中、少しでも多くの方々へ平和の尊さ・戦争の恐ろしさについて考えていただこうという趣旨のもと、平成23年度は村上小学校、新木戸小学校、緑が丘小学校、米本南小学校で、さらに平成24年10月には八千代高校で、広島への修学旅行の事前学習として体験談が語られました。
こうした行事のほか、八千代市文化・スポーツ振興財団との共催で、映画・演劇・コンサートなど芸術的・文化的要素を含んだ「八千代平和事業」を実施したり、平和事業の推進に協力しようと集まった市民の方々で構成する「八千代平和事業市民実行委員会」が主催となったイベントを企画するなど、行政主導型から市民参加型に転換した「市民主体の平和事業」を三者共催で展開しています。
さて、今回ご紹介するイベント『新「原爆と人間」の写真展』は、八千代平和委員会が主催となって、八千代市原爆被爆者の会などにも力を借りながら4日間にわたって開催されるものです。
30組のパネルを使って「原爆と人間」というテーマでまとめられた写真展が、勝田台ステーションギャラリーで行われます。この写真は、日本原水爆被害者団体協議会が昨年3月に制作したものだとか。
東電福島第一原発事故によって、原子力のあり方が問われている昨今、あらためてその事実・その脅威に向き合う機会を設けてみてはいかがでしょうか?
★イベント情報 『新「原爆と人間」の写真展』
68年前の広島への原爆投下で14万人、長崎で7万人の方が被ばくで犠牲になりました。59年前の3月1日、太平洋ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験で、ビキニ環礁の現地島民2万人が被ばくしたうえ、周辺海域で操業していた第5福竜丸ほか千隻もの漁船も「死の灰」を浴びました。
原発存続の是非が問われる昨今、今改めて原爆被爆の実態を知っていただくことで、核兵器廃絶・被爆者の救済を訴えるパネル展を開催します。
【日時】2013年3月6日(水)~9日(土)/10:00~18:00
【場所】勝田台ステーションギャラリー(勝田台駅構内)
大きな地図で見る
【主催】八千代市平和委員会
【後援】八千代市原爆被爆者の会、新日本婦人の会八千代支部
【入場料】無料
【お問合せ】090-3340-4611(八千代市平和委員会/大崎)
ご参考 八千代市の「平和都市宣言」
私たち八千代市民は、
21世紀に向けて「調和のとれた人間都市」八千代市の実現をめざしている。
この将来都市像の実現は、日本の安全と世界の恒久平和なくしては望み得ないものである。
私たち八千代市民は、わが国が世界唯一の被爆国として、
核兵器の恐ろしさと被爆者の苦しみを世界の人々に訴え続けるとともに、
再び地球上に広島・長崎の惨禍が繰り返されることがないよう
世界の恒久平和の達成を強く念願するものである。
私たち八千代市民は、生命の尊厳を深く認識し、
将来にわたって、わが国の非核三原則が堅持されるとともに、
平和を脅かす核兵器の廃絶と世界の恒久平和の達成のため努力することを決意し、
ここに平和都市を宣言する。
昭和62年9月18日
⇒八千代市の平和啓発の取り組みについて
●原爆被爆の実態を訴える『新「原爆と人間」の写真展』3/6~9開催(八千代市平和委員会)
市制施行20周年を迎えた昭和62年9月に宣言されたのが、“核兵器の廃絶”と“世界の恒久平和”の達成に向けて努力する思いを託した「平和都市宣言」です。それを受けて、市では平和に対する認識を一層深めるために、今まで数々の平和啓発事業を実施しています。
例えば、毎年8月6日に行われている“黙とうと献花の集い”はそのひとつ。
広島への原爆投下日時である午前8時15分に合わせて、原爆犠牲者のご冥福と世界の恒久平和を祈念をするもので、市民会館で行なわれてきました。
終戦40周年に当たる昭和61年に「人類初の原爆の惨事を次世代に伝え、世界の恒久平和を祈る」という目的で、被爆した広島市役所旧庁舎の側壁と敷石を、広島市から譲り受けて八千代市民会館前に“平和祈念碑”を建立したことから始まったようです。
ちなみに、広島・長崎へ献納するための折り鶴もこのイベントに合わせて市民から募集していて、終戦記念日の8月15日まで市役所1階ロビーに展示されているので、見覚えのある方も多いのでは?
他に、学校で被ばく体験談を伝える活動も進められています。
こちらは“八千代市原爆被爆者の会”の皆さんが中心となって、戦争の惨事や原爆の悲惨さの記憶が時代とともに薄れていく中、少しでも多くの方々へ平和の尊さ・戦争の恐ろしさについて考えていただこうという趣旨のもと、平成23年度は村上小学校、新木戸小学校、緑が丘小学校、米本南小学校で、さらに平成24年10月には八千代高校で、広島への修学旅行の事前学習として体験談が語られました。
こうした行事のほか、八千代市文化・スポーツ振興財団との共催で、映画・演劇・コンサートなど芸術的・文化的要素を含んだ「八千代平和事業」を実施したり、平和事業の推進に協力しようと集まった市民の方々で構成する「八千代平和事業市民実行委員会」が主催となったイベントを企画するなど、行政主導型から市民参加型に転換した「市民主体の平和事業」を三者共催で展開しています。
さて、今回ご紹介するイベント『新「原爆と人間」の写真展』は、八千代平和委員会が主催となって、八千代市原爆被爆者の会などにも力を借りながら4日間にわたって開催されるものです。
30組のパネルを使って「原爆と人間」というテーマでまとめられた写真展が、勝田台ステーションギャラリーで行われます。この写真は、日本原水爆被害者団体協議会が昨年3月に制作したものだとか。
東電福島第一原発事故によって、原子力のあり方が問われている昨今、あらためてその事実・その脅威に向き合う機会を設けてみてはいかがでしょうか?
★イベント情報 『新「原爆と人間」の写真展』
68年前の広島への原爆投下で14万人、長崎で7万人の方が被ばくで犠牲になりました。59年前の3月1日、太平洋ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験で、ビキニ環礁の現地島民2万人が被ばくしたうえ、周辺海域で操業していた第5福竜丸ほか千隻もの漁船も「死の灰」を浴びました。
原発存続の是非が問われる昨今、今改めて原爆被爆の実態を知っていただくことで、核兵器廃絶・被爆者の救済を訴えるパネル展を開催します。
【日時】2013年3月6日(水)~9日(土)/10:00~18:00
【場所】勝田台ステーションギャラリー(勝田台駅構内)
大きな地図で見る
【主催】八千代市平和委員会
【後援】八千代市原爆被爆者の会、新日本婦人の会八千代支部
【入場料】無料
【お問合せ】090-3340-4611(八千代市平和委員会/大崎)
ご参考 八千代市の「平和都市宣言」
私たち八千代市民は、
21世紀に向けて「調和のとれた人間都市」八千代市の実現をめざしている。
この将来都市像の実現は、日本の安全と世界の恒久平和なくしては望み得ないものである。
私たち八千代市民は、わが国が世界唯一の被爆国として、
核兵器の恐ろしさと被爆者の苦しみを世界の人々に訴え続けるとともに、
再び地球上に広島・長崎の惨禍が繰り返されることがないよう
世界の恒久平和の達成を強く念願するものである。
私たち八千代市民は、生命の尊厳を深く認識し、
将来にわたって、わが国の非核三原則が堅持されるとともに、
平和を脅かす核兵器の廃絶と世界の恒久平和の達成のため努力することを決意し、
ここに平和都市を宣言する。
昭和62年9月18日
⇒八千代市の平和啓発の取り組みについて
●原爆被爆の実態を訴える『新「原爆と人間」の写真展』3/6~9開催(八千代市平和委員会)